明星大学経済学部で自分の興味につながったことや、今後も大事にしていきたいと感じた科目はありますか。

「日本史各論2」という講義が印象に残っています。この科目は教職科目の一部で、日本史中世を扱うのですが、日本のアニメーション映画を題材に採っているところに惹かれました。日本史の授業でアニメーション映画を扱うのかという驚きと、作中に日本史に関わる言葉が散りばめられていたことに気付かされて、それが凄く学びにつながった面白い授業でした。

明星大学で経済学を学んだことで、特に自分自身に影響を与えたことがあれば教えてください。

行動経済学用語のナッジという言葉が印象に残っています。教授がおっしゃっていた例ですが、男性用トイレの便器に黒い点を貼っておくと、そこをめがけて用を足すことを促す効果があります。このような、思わずそうさせてしまう仕組みのことをナッジと言うそうです。些細な働きかけで社会を良くすることができるという事を知り、身の回りの生活の中でもナッジがないか探すようになりました。

学生生活で最も楽しかったことはなんですか?またその理由を教えてください。

所属していたアウトドア愛好会というサークルの活動です。副会長として、サークルの知名度を上げたり、皆が楽しく活動したりできるような工夫をしました。主な活動は、登山や釣り、スキーなどです。シーズンスポーツを幅広く手がけて、初心者でも楽しめるように心がけました。twitterでの発信も行いましたね。副会長としては、至らない点もあったはずですが、仲間に恵まれて、みなが温かく見守ってくれたおかげで、目指す方向で自由にやらせてもらえて楽しかったです。

日野キャンパスの好きなところや、学内でオススメの場所などがあれば教えてください。

緑が多いところですね。自然の中にあるので四季が楽しめます。春は桜が咲いて綺麗です。冬は雪が積もることもあるので、大変な時もありますが、むしろそういう楽しみがあるのは良いと思います。施設は図書館がいいです。よく利用していましたが、とても落ち着ける雰囲気で、本も沢山あり、静かな環境で勉強できるのは良かったです。

明星大学の学生で良かったと思うことはなんでしょう。

静かな環境で学べた点です。ここは、都心の大学と違って、周りを繁華街や飲食店に囲まれておらず、静かなところです。車の騒音も気にならず、都会独特の騒がしさがないのはすごく良かったと思います。

高校時代と比べて、大学での学生生活はどのように変わりましたか。

高校までとは、大きく変わりました。まず大きく違う点が、月曜日から金曜日で授業が決まっているのが高校ですが、大学では自分で科目を履修するので、選択の仕方によっては、全く授業がないオフの日ができることもあります。これを利用して、免許を取りに行ったり、プチ旅行に行ったりしましたね。大学に入ってからは、アルバイトを始めましたが、これもカリキュラムが固定されていないからこそできたことです。自分のやりたいことできるようになったことが大きな変化です。

オフの日に楽しめる大学周辺のスポットを後輩に紹介してください。

オフの日や授業が早く終わった日は、モノレールに乗って立川や多摩センターに出て、服を買ったり家電を見たりすることがよくありました。授業が1時間目と5時間目だけに入っているような変則的な日には、友達と近くの多摩動物公園に行き、戻ってまた授業を受けたこともありました。

経済学部以外も含めて、明星大学全体で魅力を感じた先生がいたら教えてください。

教育学部の長谷川裕彦先生です。教職課程の地理学の授業でお世話になりました。先生は、世界各地様々なところに行かれていて、そこで実際に撮った写真や現地の方とのやりとりなどをもとに授業が構成されていましたので、内容に厚みを感じました。南極にも行かれたそうで、その船内での話などもとても楽しかったです。

内定を得た勤務先で、明星大学で学んだことをどのように活かせると思いますか。

私は、ゼミでは地方活性化について学びました。就職先も地方なので、地方活性化に関わる仕事ができればと思います。詳しい職種はまだ決まっていませんが、おそらく最初は現場職になるだろうと思います。もし経営側の立場になれるならば、授業とサークル活動で身につけた行動力をもとに、大胆かつ革新的な経営をしてみたいと思っています。いつかは銅像を建てられるぐらいの功労者になりたいですね。

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