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教授児島 秀樹Hideki Kojima

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現在の専門分野

西洋経済史

研究・教育テーマ
英国の大西洋奴隷貿易史と関連分野

児島 秀樹

主な研究・教育内容

英国の奴隷貿易・カリブ海奴隷制の誕生から廃止の歴史を、ギニア会社、王立アフリカ会社、ブリストル・リヴァプールの奴隷商、ロンドンの砂糖代理商、そして、奴隷供給地としての西アフリカ等の奴隷貿易関連の歴史を中心として、賃金労働制と奴隷制の違いを研究している。その他、エンクロージャや地主制(英国の「農業革命」)、株式会社制度や商業革命、技術と発想法の関係(バベッジやホイットニィ)など、16~19世紀の英国の経済・社会の変化を研究している。経済学理論の概念設定では扱えない、経済史を研究対象としている。

担当科目一覧

経済史入門(1・2)、西洋経済史(1・2)、演習科目(専門演習1a・1b・2a・2b、基礎演習1a・1b)

主な講義科目

●経済史入門(1・2)
経済史の入門として、高校の世界史を基礎として、世界の経済史を古代から現代までテーマ別に扱っている。テーマは、1)自然との接点(科学・工学・農学史的内容)、2)子供の養育の場(氏族・家族・福祉)、3)生産・労働組織(奴隷制、農奴制、ギルド制、賃労働制)、4)公共事業(道路、運河、通信)、5)金融(貨幣、銀行、簿記)、6)流通(市場、海外貿易)といった6つの分野に分けた。
経済史入門1で1600年まで(古代・中世)を、経済史入門2で1601年以降(近世、近現代)を鳥瞰する。古代、中世、近世、近現代の4つの時代ごとに、上記の6テーマ別に歴史をとりあげている。


●西洋経済史(1・2)
ギリシア・ローマの奴隷制から、西欧中世の荘園制、中世都市(北イタリア諸都市、ハンザ同盟)・ギルド制、大航海時代(ポルトガル、スペイン)、イギリス東インド会社、大西洋奴隷貿易、エンクロージャ、産業革命、イングランド銀行等、古代から19世紀までの西洋経済史の主要な話題を扱っている。

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