明星大学経済学部で自分の興味につながったことや、今後も大事にしていきたいと感じた科目はありますか。

私が面白いと思ったのは、大石先生の「産業組織の経済学」(現「産業組織論」)という授業でした。身近なニュース番組や新聞に載っている社会的事象を取り上げて、それを難しい数式などは一切使わずに、経済理論的に分かりやすく説明してくださったので、とても知的で面白いと感じました。

明星大学で経済学を学んだことで、特に自分自身に影響を与えたことがあれば教えてください。

機会費用の考え方にはすごく影響を受けました。例えば大学に行くと大卒の資格を得られて勉強もその分できますが、その代わりコストとして、高卒で就職して得られるはずだった給料を諦めた上に、学費も払う必要があります。何かを手に入れるときには、代わりに何かを捨てているという考え方です。この事を授業で学んでからはさらにしっかりと勉強しなくてはいけないと思い、時間も大切にするようになりました。

学生生活で最も楽しかったことはなんですか?またその理由を教えてください。

教職課程の授業はとても楽しかったです。教員免許取得のために開設された授業なのですが、そこで同じく教師を目指す学生と授業を受けることで、将来を語り合うなどして仲間意識を高めることができた事はとても楽しかったです。経済学部だけではく、人文学部や情報学部など様々な人たちとの出会いもあり、有意義でした。

日野キャンパスの好きなところや、学内でオススメの場所などがあれば教えてください。

図書室が一番良いと思います。広くて静かなので、レポートや卒論を書くとき、教員採用試験の勉強のときなど、よく利用していました。参考書や文献がとても充実しています。

明星大学の学生で良かったと思うことはなんでしょう。

規模の大きな大学なのに、学生同士、学生と教員の距離が近い授業がとても多いのが魅力です。就職や教職のキャリアに進むためのサポートが充実していた点も、良かった点でした。

高校時代と比べて、大学での学生生活はどのように変わりましたか。

高校時代は部活中心の生活でした。何事も受け身の姿勢で毎日生活していて、特に勉強に関してはそうだったといえます。ところが、大学では自分の好きな授業を履修できるので、自然に主体的に学ぶ形に変わりました。教職課程の授業はグループワークもかなり多いので、それを通じて、高校の時と比べて人と会話することが好きになりました。

オフの日に楽しめる大学周辺のスポットを後輩に紹介してください。

日野校の良い点は自然豊かなところだと思います。モノレールで移動すれば多摩センターや高幡不動、立川など色々商業施設が充実している場所にも行けます。映画館にはよく行っていましたね。趣味でバンド活動もしていたので、立川駅周辺のライブハウスにはよく通いました。

経済学部以外も含めて、明星大学全体で魅力を感じた先生がいたら教えてください。

たくさんの先生方にお世話になりましたが、特に理工学部の樋口郁代先生には大変お世話になりました。3年生の道徳教育の指導法(中学校)という授業で出会って、そこから教員採用試験対策の相談も乗っていただきました。夏休みのお忙しい中、面接練習や集団討論まで見ていただいて、大変感謝しております。

内定を得た勤務先で、明星大学で学んだことをどのように活かせると思いますか。

経済学部の授業では、身近にある経済問題や経済的な疑問を、理論的に解決していく学問を学びます。小学校教員という職業は、子供たちの「なぜ」を捉え、それを解決していく手立てを与えていく職業なので、身近な疑問を捉えて解決していくという点でつながりがあると思います。経済学部での学びと勉強の手法というのは小学校教員にも活かせると感じています。

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